恐ろしい事件への思い。
恐ろしい事件が起きた。
小学生が襲われ、男性と女児が命を落とした。
私が生まれて来てから21年間で最も恐ろしい事件だと言えるだろう。
2人が亡くなったでも無いし、多くの人が傷付いたからでもない。
犯人が明確な意思を持ち、小学生を襲ったからだ。それはなんと恐ろしいことだろう。
学校は生徒の安全に万全を期していたそうだ。それでも起きてしまったこの事件に胸を痛める他できない。
ニュースを見ることもできない程に恐ろしい事件だ。
なぜこの様な事件が起きてしまったのか私なりに考えてみた。
まず大前提として、このような無差別殺傷事件を防ぐことは不可能だ。
すべての大人が子供一人一人についていたとしても、凶器を持った人間に襲われてしまえば、ひとたまりもない。
また、その様な予兆のある人間を予測し、監視、拘束することなど現代国家では現実的ではない。
その大前提を踏まえてなぜ起こったのか考えれば簡単で、
気の狂った人間が現れてしまったからだ。
社会が狂人を生んでしまったのだ。
普通に人は人を殺すことはできない。なぜなら社会は人に倫理観を植え付け、統制しているからだ。それは法律であり、道徳心と言えよう。
今回はその倫理観を超えた人間が生まれてしまったのだ。
私達ができることはなんだろうか。
狂人の発生を食い止めることだ。
狂人を産まぬため、倫理観を超える前の限界ギリギリの人間を救済する制度や、より強い道徳教育が必要であると言えよう。
しかし、しかし。今のこの国にはそれができるだろうか。
今回の犯人は社会から距離を起きがちであった人間であったように感じる。
そのような人間に対して、政府が手を差し伸べることはできるのだろうか。
国家予算や人間関係の希薄化。現代社会の限界が生んだ魔物なのではないかとさえ思う。
だからこそ恐ろしいのだ。生まれるべくして生まれた狂人であるようだから。
しかし決して諦めてはいけない。特に子供の安全は守られるべきだし、このようなことを起こしてはいけない。もし警察が犯人を職務質問できていればこの事件は防げたかもしれない。
あらゆる方法を持ってして、できる限りの対策を講じるべきであろう。それは私達社会の義務であり、人が人である理由と言えよう。
今回犠牲になった尊い命にご冥福をお祈りいたします。
そして、怪我をされた方々の無事を願います。
決して狂人を産まないため、社会は最大限の努力を惜しむべきではないと言えるでしょう。